HOME 認知症高齢者の介護 介護施設を利用する

介護事業所の利用

介護施設は需要に対して供給が追いついていないといわれています。とはいえ、いざ施設を選ぼうと思うと、それぞれの施設がどのように違うのか、どの施設が自分にあっているのかなどは、非常にわかりにくいものです。特に、認知症高齢者の場合は、自分で施設を選ぶことができないことが最も施設選びを困難にしています。施設を選ぶときは、家族等が本人の立場にたって施設を選ぶということが大切です。 介護保険制度で理想は高く挙げられていても、その実態はまだまだ不透明です。場合によっては、認知症が余計に進行してしまう危険性もないとはいえませんので、施設選びは慎重に行ってください。 何よりも大切なのは、自分の目で確かめることです。制度自体が「措置」から「契約」へ移行したこともありますが、本当に自ら抱える認知症高齢者のためになるのかどうか、その見極めは家族の責任ということになります。「自分が認知症高齢者」となったつもりで、本当にこの施設の生活で満足できるかどうかが選択のポイントになると思います。

施設の種類

介護保険制度では、できる限り在宅で暮らしていけることがひとつの目標となっています。とはいえ、家庭の介護力などの環境にもよりますので、誰でもターミナルまで自宅で生活できるものではありません。特に、認知症(痴呆症)高齢者の場合の在宅介護は困難を極めます。このような場合は積極的に施設を利用することを考えることも大切です。
介護保険が適用される施設は、

の3つがあります。
これら3つが介護保険制度上の施設サービスと位置付けられていますが、実は在宅サービスのなかにも施設サービス様のサービスがあります。
それが、
 

  • 認知症対応型共同生活介護
    認知症対応型共同生活介護とは、入浴・排泄・食事などの介護など、日常生活上のお世話や機能訓練をグループホームで受けるサービスで,認知症(痴呆)の方を対象としています。認知症対応型共同生活介護は、2005年の介護保健制度改正により、新設された地域密着型サービスに「居宅サービス」から移されました。
  • 特定施設入所者生活介護
    特定施設入居者生活介護とは、特定施設に入居している要介護者に対して、介護サービス計画に基き、入浴・排泄・食事等の介護、その他の日常生活上ならびに療養上のお世話、機能訓練をすること指します。 ※要支援者に対するものは「介護予防特定施設入居者生活介護」と呼ばれます。
    ※法改正により、特定施設の対象拡大等の理由によって「特定施設入所者生活介護」から「特定施設入居者生活介護」に改められました。

の2つです。
施設サービスは、非常に大規模な施設で料金的にも比較的安く利用できますが、後者の2つのサービスは多種多様です。また、施設サービスはほとんどが満杯状態で、利用するにも数ヶ月から数年待たないといけないところもありますので、実際の施設選びはこの5つの施設を視野に入れて選んでいくことになると思われます。